合法市民ラジオを中心に資格不要の無線を楽しんでいます。
30年を経て学生時代に熱中した趣味の無線に復活しました。
以前に紹介しました通り、自分は愛知県内で開催される全日本ラリーにイベントスタッフとして毎年参加しています。今年は10月31日~11月1日に開催され、準備日を入れると、まる3日間現地に滞在して様々な準備や運営のお手伝いをさせて頂きました。
今回も色々な無線機材を目にしましたので、モータースポーツの現場で使われる無線の種類と用途を紹介します。
■モータースポーツラジオ(通称MoSRA)
単信交信用:423.000MHz~423.175 MHz 12.5 kHz間隔で15波
中継交信用:424.000MHz~424.175 MHz 12.5 kHz間隔で15波
送信出力5W
競技運営者が使用する無線です。専用周波数が割り当てられていますので、他の利用者と混信する心配が有りません。総合的な管理指揮権限を持つHQ(ヘッドクォーター)による情報の伝達や収集、競技地点となるコースの管理など極めて重要な用途に使用します。HQには基地局、奥深い山中に設置されたスタート地点・ゴール地点・ラジオポイント(通過確認地点)の要所には車載タイプ、メイン会場で競技車両と観戦者を監視するスタッフの連絡用にハンディタイプが利用されます。
■特定小電力トランシーバー
こちらは一般に市販されているフリーライセンスな無線機です。主にイベントスタッフが携行しました。こちらも用途に合わせ単信の業務チャンネルを割り当てます。自分は個人所有のアルインコ製DJ-R20Dを利用しました。
■デジタル簡易無線(登録局)
こちらも一般に市販されているフリーライセンスな無線機です。市役所の職員が携行しました。実はこの地のラリー競技は地域再生事業として当時の市長の企画で始まった経緯があるため、全国でも珍しい自治体が全面支援のモータースポーツイベントです。そのため、市役所で所有されるデジタル簡易無線機が総動員され交通規制や観戦に来られた方の誘導、業務連絡等に活躍していました。スタンダードのVXD-10/20が多く利用されてました。私もアイコムのDPR-6を所有してますが、市役所の方が個人所有機と知ってビックリしてました。
イベントスタッフの一員として、あらゆる場所に立ちましたが、ラリーカーを一般観戦者より手前で見れますので体が辛くても忘れてしまいます。
イベントスタッフのテントです。デモランのドライバーやゲストの控え室としても利用されました。番組収録でラリーカー同乗レポートに来たアッキーナ(南明奈)にお会いできました。(笑)
レースクイーンも沢山来ていました。無線の話は置いといて目の保養にどうぞ。
無線やラリーとは全く関係無いですが、市役所職員・消防署員・自衛隊員によるフードバトルが行われてました。
迫力あるラリー動画をどうぞ。
モータースポーツに興味が有る方や1日無線漬けになってみたい方は来年御一緒いかがですか?