合法市民ラジオを中心に資格不要の無線を楽しんでいます。
30年を経て学生時代に熱中した趣味の無線に復活しました。
ミエAC129局のブログを見て以来、気になっていたラジオ付き特定小電力トランシーバーTCV-01を入手しました。
このトランシーバーはミヨシというメーカー製で20チャンネル装備(アイコム配列)され、単4電池を3本使用してポケットラジオ並みに小型です。本体が小型であるため、アンテナの長さは一般のショートアンテナ機の4/5程度です。本体にはスケルチ開放ボタン、ラジオ切り替えボタン、チャンネルサーチボタンが配置されています。製造国は中国ですが、トータルウインやファーストコムなど旧マルドルの流れを受け継ぐのものとは別系統のようで、液晶表示部が全く異なります。樹脂の成型も国産機並みにしっかりして日常防水も保たれていますので、小さいながらも品質感が有ります。
以前に入手したツインバード工業製CB-J771もFMラジオを内蔵してましたが、外部に接続したイヤホンやスピーカーマイクをアンテナとして代用する仕様のため、本体のみでは受信ができませんでした。TCV-01はAMアンテナが本体に内蔵されており、FMもトランシーバー用のアンテナを兼用している事から本体のみで受信が可能です。また、周波数表示も立派にデジタル表示されますから、逆にトランシーバー内蔵のAM/FMラジオと言っても良いくらいです。ただし、ラジオにもサーチが効くようにした事からラジオ受信部にスケルチ(受信待機時のザー音消去機能)が機能しており、入感が弱い局はカットされて強い局(=ローカル局)しか聞こえないのが少々残念です。既に製造は終了しているようですが、Amazonやモノタロウで購入が可能です。
補足として、チャンネルに割り当てられた周波数の順番はアイコムに準じており、1~11チャンネルは業務の11チャンネル、12~20チャンネルはレジャーの9チャンネルです。アルインコのL3チャンネルはTCV-01の14チャンネルに相当となります。スピーカーマイク類は純正品が有ります。社外品の場合、スタンダードのVX3用が流用できる事になっていますが、PTT検知用の抵抗値の関係で動作しないもの有りますので注意下さい。(追記:市販のマイクを改造する記事アップしました)
TCV-01はアンテナが短いので飛距離は期待できませんが、常時携行するラジオとしては使用してみたいと思います。