シズオカAB635／JG2PLRの無線室

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今回はアマチュア無線を始めたばかりの方を対象にしたお話になります。
年号が令和に変わり昭和は遠い昔となりましたが、アマチュア無線の大多数を占めるのは今もなお昭和世代のOM局です。大半のOM局のは開局して間もない若年局には親切で寛大な対応をして戴けているのですが、ごくごく一部に努力や根性を美学とする昭和の古い価値観に基づいた指導やお説教を好む「残念なOM局」が存在します。
この残念なOM局は最初から決め付けたように若年局が悪いような事を強い口調（もしくは嫌味な口調）で言い立ててきますから、開局して早々にこの種の残念なOM局に出会ってしまうと「無線なんてやるべきじゃなかった...」と意気喪失してしまう原因になりかねません。
そんな残念なOM局に出会う前にこのブログを見つけた貴局はラッキーです。
このブログを読んで自分に非が無い事を認識して頂くと共に、頭を切り替えて次からその残念なOM局とは交信しないようにしましょう。
では、残念なOM局から実際にどのような発言が有ったか例をご紹介します。

■残念なOM局の発言例
・QSLカード交換しない局は無線やるな！
・同じバンドで1年以内に交信歴が有るんだから呼ぶな！
・59を「ごじゅーきゅー」と言うな！
・働いているのなら、もっとまともな無線機を買って高いアンテナを立てろよ！
・自分たちが若いころは〇〇で苦労したんだぞ！貴局も苦労しろ！
・講習やＥラーニングで取った免許などダメだ！ワシは試験で取ったんだぞ！
・（QRP運用に対し）弱い波出すな！無線にお金掛けてる局の事も考えろ！
・固定局に対しハンディ機からの応答は無礼だ！
・ハンディ機でうろちょろと運用するな！
・最低でも10Wは出しなさい！
・ろくに交信も出来ないなら出てくるな！
・老婆心で助言してやってるんだから歳上からの話は聞くものだ！
・目障りだからライセンスフリーなんかやるな！

こんな事を言う人なんて本当に居るの!?ってビックリする方もいらっしゃると思いますが、平日に7.160MHzより上の周波数帯に行くとこの種の局に遭遇する率が高いです
上記以外にも「上から目線で不愉快だった」「昭和の武勇伝（女性関係、喧嘩、ギャンブル）を自慢げに聞かされた」「身内でしか通用しない自慢話を延々と聞かされた」「長時間お説教しておきながら、後日話の内容を全く覚えていなかった」など残念な行動も様々であります。

このような非常識（残念なOM局側からすれば通常運転）な発言の背景に現役アマチュア無線家の80％近くを60～80歳台で占めている現実があります。（参考記事：hamlife.jp記事）
若年局に対して理不尽な発言を行う残念なOM局の多くはこの世代に属しており、まだ戦後と呼ばれた昭和20～40年代は家電やクルマの普及率も低く誰もが常に欲しいモノを手に入れるために頑張っていた時代ですから、この時代に社会人としての人格が形成された人は平成/令和に入ってから社会人になった人とは金銭感覚から倫理観に至るまで何から何まで異なります。本来は倫理観と価値観に関しては社会通念上、常に新しい方が正義です。しかし、残念なOM局の頭の中は今も昭和のまま取り残されているのです。

さて、実際に残念なOM局と交信する事になってしまった場合の対処策をアドバイスします。
それは「早く交信を切り上げる事」です。OMさんだから失礼な対応をしてはいけないなどと忖度したり「そうなんですねー」と相槌をしてしまうと、さらに図に乗って残念なお説教がエスカレートします。（その分ご自身の不快指数も高まります）
しかし、だからと言って反論はダメです。理由は残念なOM局は、「常に自分が完全に正しく、若年局は間違いだらけ」との考えが前提だからです。論破して言い包める自信でも有れば別ですが、そんな不毛の戦いなどやっても時間の無駄以外何でもありませんから、ファイナルも告げずに交信を打ち切ってしまいましょう。
残念なOM局は自分しか見えないから難癖を付けてくるのであって、貴局に問題が有るのではありません。残念なOM局が指摘してくる事など絶対に受け入れない事が肝心です。（残念なOM局は人間ではなく宇宙人だと思った方が気持ちが楽になります）
また、間違っても不愉快になったからと無線を辞めようなどとは思わないで欲しいです。本来居なくなるべきは貴局ではなく頭の中が昭和で止まっている残念なOM局の側なのですから。

アドバイスは以上です。
もしも不愉快な目に遭って気分が晴れないようでしたら Twitterに投稿して残念なOM局の問題を共有しましょう。きっとツィートを見た方が味方になってくれる事でしょう。
残念なOM局による残念な発言の例が他にもございましたらネタにしますので、ぜひコメントをお願いします。（このブログ記事に対する反論もお待ちしてます）
最後に一言、最終的には時間が味方してくれて、残念なOM局は必ず先に居なくなります。(笑

当方が使用するブログシステムは記述した文面の検索機能が有ります。交信記録はWEBログ帳の代用となりますので、過去の交信実績の確認に役立っています。