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市民ラジオ（合法CB）を入手する手段として、ヤフオクの利用が一般的です。また、これからヤフオクで探そうという方も多いと思います。今回はお付き合いを初めて35年になる大ＯＭ（無線の先輩）監修の下、出展者の文面の言い回しから判断できる出展品の状況を紹介します。大OMは市民ラジオだけでも10万円以上はヤフオクに費やしており、トラブルやサギまがいの被害にも屈しない偉大な方です。
【出展者の言い回し】
・動作は未確認 → 動かない、故障してる事を意味しています。
・未確認での出品 → 動かない、故障してる事を意味しています。
・通電確認済み → 通電する＝必ずしも正常動作ではあるとは限りません。
・知識がありません → 後で不利益にならぬための知らないフリです。
・写真でご確認ください(1) → 写真の映りが良くても動作品とは限りません。
・写真でご確認ください(2) → 写真に写ってないところが壊れてる事があります。
・部品取り、ジャンク扱い → この記述を見つけたら動作を期待をしないで下さい。
・泣く泣く出品します → この言葉を使う出展者は要注意。トラブル発生間違いなし。
誰でも高く売りたい訳ですから、動作するものであれば動作する事を表記したり、動作状況を紹介するのが常識です。それをわざわざ遠回しに表現する事自体を不自然だと気付いて下さい。
また、問い合わせに対し「梱包してしまったので確認できないです」などと答える出展者もいますが、これは間違いなく不都合を隠すための口実です。問題無い事で有れば素直に答えるものです。
特に日用品からカー用品、アダルトDVDなど節操なく出展する業者にこの傾向が強いので注意下さい。彼らは変にトラブル慣れして対人感覚もマヒしてますので、クレームを付けても一筋縄でいきません。
ハズレた無線機を落札しないためにも以下の出品物を選びましょう。
・実際に出展者自身が使用していたもの。
・動作確認済みと紹介されているもの。
・動作状況が紹介されているもの。
・初期不良の場合、返品に応じてくれるもの。
・手渡し可能なもの。
ヤフオクにも一応、出展ガイドラインが有るようですが、出展者側から「ノークレームノーリターンと説明済み」「動作するとは一言も説明してない」「輸送途中に壊れた」「専門知識が無いので不可抗力」と主張されてしまうと、全て帳消しです。性悪説を前提にするつもりは無いですが、明らかに悪意の出展品が存在するのは確かなのです。不本意に不動品を掴まされた場合、絶対に泣き寝入りせず、かつ報復評価を恐れず、「重大な欠点事項の説明義務に違反している」と厳重抗議し、取引の撤回を要求して下さい。悪い評価が付いている出展者の場合、特に内容を確認しましょう。
■実例
出品物件：ソニー製ポータブルCBトランシーバー
1円スタート、即決50,000円
－言い回し－
通電のみ確認です、ジャンク扱いでお願いします。
外観は写真で判断お願いします。本体のみです。
ジャンクのため、ノークレーム／ノーリターンでお願いします。
－結果－
出品物は肝心のマイクが欠品でした。画像をよく見ると映っていません。言い回しの通り"本体"のみです。これを見逃してしまった方は入札に参加したものと思われます。最初から「マイク欠品」と表記しない点に悪意を感じます。この出展者は別の取引でも悪い評価を付けた落札者に対し、「ジャンク品でクレーム？ありえない」と吐いてます。つまり出展者から見るとジャンクの一言で全て免責になり、不備に気が付かない（＝ダマされる）入札者が悪いとの考えなのです。オークションにはこのような出展者が多数存在する事を意識し、動作に問題が無い無線機に巡り会って下さい。
なお、当ブログで考察した言い回しであっても正常動作品が落札できる事が有りますが、あくまで運が良かったと思うのが正解です。
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