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今回はアイボールを話題としたいと思います。
アイボールは和訳すると「目玉」を言う意味しており、無線界では直接に会って会話を行う事を「アイボールQSO」と称します。
無線上で相手局との会話が弾んだ勢いで行われる事が多いですが、このアイボールが元で後々トラブルに発展する事が有りますので、エチケットとして気を付けないといけない事を紹介します。
■アイボールを申し込む場合
自分が面会を申し込む側の場合、最初に心得ないといけない重要な事が有ります。それは全員が快くアイボールしてくれるとは限らないと言う事です。
相手局がアイボールに消極的な具体的な理由を列記します。
・無線にしか関心が無く人的な交流に興味ない。
・1人でのんびり交信を楽しみたい。
・人見知りの性格で他人と会うのは苦手。
・相手が信頼できるか判らない。
・自分に対して交信時の印象が良くなかった。
・むやみに他の異性と会いたくない。
・時間がもったいない。
・健康上や身体上の理由。
・対人恐怖症が有る。
・先約や帰宅のタイミングで時間が取れない。
まだまだアイボールに消極的な理由は有りますが、ここまでにしておきます。アイボールの申し込みも相手の事情を考慮して行わないといけない事が判ります。(自分がされて嬉しい事は相手も嬉しいとは限りません)
積極的なアイボール申し込みも度も過ぎると無理やりと受け取られてしまい「面倒な局」と思われて印象が悪くなるばかりか交信対象外の局としてマークされかねません。
アイボールを望んでいない相手に対して「なぜ会えないんですか?」と、会えない利用を説明させて、それを否定してアイボールを要求するような行為は確実に嫌われますから、そこは空気を読んで相手がアイボールに消極的である事を感じ取るくらいは推察しましょう。
アイボールに限らず日常生活も同様ですが、相手の意思や意向は尊重しなければならないものです。「Noとさえ言わなければ全てYesだ!」と体育会的な考えによる執拗なアイボールの要求は、もはや強要と感じさせてしまうだけです。
なお、最も嫌われるのはノンアポイントのアイボールです。
相手局の運用地が判ったからといきなり押し掛ける行為も歓迎されない事が多いです。
気が知れているローカル局ならともかく名も顔も知らない局に対してはアイボールの申し込みを行ってから運用地に訪問させてもらいましょう。
特にYL(女性)局が無線運用をしていると運用地へ押し掛けてしまう方がいらっしゃいます。恐怖感を与えるだけなので絶対にヤメましょう。(プロモーションとして営業用の名刺を準備して運用するYL局に関してはこの限りではありません)
■アイボールをする場合
アイボールする事になった場合、会う相手は初対面ですから口調や会話内容に気遣わないといけません。フランク過ぎてタメ口になってしまう場合がありますが、同じ趣味を通じた親しき仲であっても丁重に応対しましょう。初対面で得た情報の70%が相手の印象として記憶されると言われます。
アイボールで相手を不愉快にしてしまう行為を列記します。
・上から目線。
・人の話を聞かない。
・自分の価値観や考えの押し付け。
・自分の持ち物の自慢。
・相手の価値観や考えの否定。
・相手の持ち物の批判。
・プライベートの詮索。(家族、勤務先)
・支持政党・批判政党、政治の話。
・マルチ商法・宗教の勧誘。
・しつこい。
・異性に対するナンパ。
・自信家口調。(例「オレはね...」)
挙げればキリが無いですが、自分が不愉快な事は相手に行わない事が大前提です。
自分も無線関連ではありませんが、初対面の相手からオーストラリア製の皮商品を扱ったマルチ商法の勧誘を受けたり、名簿を作ろうと提案された女性の案に応じて住所を教えたら後々大変な事になったなど若さゆえの無防備が災いして散々な目に遭った事が有ります。
アイボールする前は、顔も名前も知らなかった相手です。アイボールをしたところで得られる相手の情報は貰った名刺に記載された本名と携帯電話の番号程度ですから、状況によっては最初から全てを受け入れず徐々に受け入れるくらいの慎重さも必要です。
以上です。
なお、自分はアイボールを重ねて人間関係を作り、最終的に一緒に呑みに行って無線談義を行う事を理想としております。
同じ志の方は、よろしくお願いします。
当方が使用するブログシステムは記述した文面の検索機能が有ります。交信記録はWEBログ帳の代用となりますので、過去の交信実績の確認に役立っています。
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