合法市民ラジオを中心に資格不要の無線を楽しんでいます。
30年を経て学生時代に熱中した趣味の無線に復活しました。
秋の一斉オンエアディ(略して秋オン)が1週間後に控えているので、13日は運用地の候補の中のひとつになっている小笠神社の駐車場へ下見に出向きました。実は過去に小笠神社を目指すも入口が判らず諦めた事が有りました。行き先をナビにセットしても誘導してくれない問題(入口手前の道路が改修工事中でナビが誘導する道が存在しない上、迂回色の看板も無い)で行く事ができませんでした。まるで私の来訪を拒むような感じです。そのため、今回は意地でも到達してやろうという気持ちで挑みました。しかし、しっかりトラップにはまってしまい、一発で道を見つける事ができず山中をグルグル回り、やっとの事で誘導路を見つけて現地に到着しました。
駐車場で市民ラジオをワッチしてみましたが、直接波による交信は一切入感しませんでした。(CQ出しても応答無し)デジタル簡易無線の方も同様で全く入感がありません。小一時間ほど運用しましたがノーメリットでした。ならばと隣の掛川市の粟ケ岳に移動しました。(小笠山からクルマで50分)到着して売店と阿波神社の中間にあるコンクリート製ベンチから運用を開始しました。最初にデジタル簡易無線でCQを出しましたところ、焼津市内で固定運用されていたシズオカCA76局に応答を頂き16チャンネルへ移動し交信となりました。その後シズオカNH781局とも繋がり、しばしラグチューとなりました。特定小電力トランシーバーの受信テストも行い、島田市内に設置されていると思われる放置状態の業務レピータは停波している事が確認できました。
続いて市民ラジオです。粟ケ岳の頂上には中継用鉄塔(静岡第一テレビ、テレビ静岡、静岡放送、NHK静岡放送、静岡朝日テレビ、静岡エフエム放送で共用)が立っているのですが、この中のどれかが市民ラジオの周波数に干渉(抑圧?)を発生させ市民ラジオの受信感度低下を招くと共にノイズ発生いう問題を引き起こしています。そのため、今回は秋の一斉オンエアディの候補から外そうと思っていましたが、アンテナの位置を自由に変えられるハンディ機のICB-87Rを使って抑圧の影響の受け具合をテストしてみました。
どうやら鉄塔側に対しロッドアンテナを水平方向にすると「サー」とノイズが入ります。ですので垂直に立てたままの方が具合が良いです。CQを出したところ、誰か応答してくれます。ノイズと戦いながらコールサインを確認しますが、どうにも聞き取れません。第1回戦は私の負けです。相手局にお詫びして、いったん終了です。
場所をクルマを停めた駐車場に移動し、アンテナを振り回してノイズの確認です。やはり垂直にロッドアンテナを立てた時が一番影響が少ないです。リベンジで再度CQを出します。すると、先ほど応答してくれた局が再び応答しました。今度はしっかり聞き取れました。南房総半島を移動中の、ちばCB750局でした。第2回戦は私の勝ちでした。ちばCB750局との交信の後、菊川市からシズオカHR120局とも交信しました。ちょうどハムフェアで購入されたICB-670を使っての運用されており、心配した周波数ズレも無く、変調も深くて飛びも良かった様子でした。帰宅して、ちばCB750局との交信距離を測定してみたら163.3kmだった事が判りました。結局、今年も粟ケ岳のお世話になりそうです。
■9月13日の運用記録
運用場所:掛川市粟ケ岳
15:25 シズオカCA76局/焼津市 DCR16ch M5/M5
16:00 シズオカNH718局/島田市 DCR16ch M5/M5
16:30 ちばCB750局/南房総 CB8ch 41/51
16:35 シズオカHR120局/菊川市 CB8ch 55/57
各局、交信ありがとうございました。