9月最初の無線運用

久しぶりに奥浜名湖展望公園に出向き、無線運用を行いました。
今回、奥浜名湖展望公園に行く目的は2つあります。

・市民ラジオの8chで常時発生している無変調の探索。
・27.005MHz専用受信機の動作チェック。

まず、無変調の方ですが、改めて確認しました。ICB-87Rのメーターで1.5を振っています。
一番狙いたいDX交信には大変な障害です。



早速、クルマに載せたIC706MK2Gに探索する周波数をセットし、近隣を走り回ってみる事にしました。



しかし、展望台を下ると肝心の無変調が補足できません。当初は、どこかの工場に設置された工業機械から発信されているのかと思っていたのですが、どうにもシグナルの強度が強くないようです。ひょっとすると、一般家庭に設置されているベビーモニターが原因なのかもしれません。ベビーモニターとは赤ちゃんの泣き声をマイクで拾って電波で飛ばす装置の事です。安価なベビーモニターは海外で製造されたものが国の認可を受けず違法状態で国内に持ち込まれ、赤ちゃん洋品店で堂々と販売されています。市民ラジオと同じ周波数で無変調を常時送信するものが多数出回っているため、全国的に問題になっています。ベビーモニターが犯人の場合、購入した個人に利用を止めてもらうか、チャンネルの変更をお願いしなければならないのですが、状況が理解ができない方が相手だと感情的なトラブルになりかねません。ベビーモニターが犯人だったら、このまま放っておき電池が切れるのを待つというのも策です。そんな理由で本日の探索は打ち切りました。

外国製ベビーモニター利用者に注意を喚起するHP(総務省)

このベビーモニターという装置は赤ちゃんの声だけでなく、マイクが拾った家の中の音や会話も全てタレ流しです。知らずに若い夫婦が寝室にセットしてたらと思うと...恐るべし装置です。

もう1つの目的の27.005MHz専用受信機は、RJ-28というナショナル製の古い市民ラジオ用トランシーバーに改造を施し、違法CB機の4chである27.005MHzを聞けるようにしたものです。
なんで、わざわざ違法局の通信を聞くのか説明すると、違法CB機を利用するグループのローカルルールに、遠距離交信は4chと取り決めが有るらしく、ここを受信すると、どこのエリアのコンディションが良好なのか知る事ができるのです。少々乱暴ですが、利用できるものなら何でも利用しようという理屈です。(違法CB局は消滅してもらいたいのが本音ですけど)

動作チェックの結果は合格です。ちゃんと27.005MHzで交信する違法局の音声が確認できました。チェックを行なった17:30頃は九州方面のコンディションが良好なのが確認できました。



RJ-28の改造内容は、伸縮式のロッドアンテナを抜き取り、抜き取った穴にBNCコネクタを取り付け、手持ちのジャンク無線機から外した受信用水晶(26.550MHz)への交換です。本当は+0.455MHzの27.460MHzの方が良かったのですが、どちらでもイケるとインターネット上に情報がありましたので、失敗して捨てるのを覚悟で交換を行いました。

特定小電力トランシーバーで広域レピーターにもアクセスしましたが、相手局が不在で交信は成立しませんでした。



QSLカード交換フォーム



同じカテゴリー(ライセンスフリーラジオ)の記事
SV2024に参加しました
SV2024に参加しました(2024-08-11 01:06)

週末はSV2024です
週末はSV2024です(2024-07-26 23:30)

2024年前半の交信記録
2024年前半の交信記録(2024-07-26 22:24)

この記事へのコメント

お疲れ様でした。
引き続き調査が必要ですね。
Posted by ハママツ at 2012年09月02日 22:11

ハママツAF59局

こちらこそ、お疲れ様でした。
DL8局が所有するICB87Hの2台のうち1台をお借りして、手分けして発信源を探す準備をしてます。良かったら参加下さいね。
Posted by シズオカAB635/JG2PLR at 2012年09月08日 02:26
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
9月最初の無線運用
    コメント(2)