合法市民ラジオを中心に資格不要の無線を楽しんでいます。
30年を経て学生時代に熱中した趣味の無線に復活しました。
前回の更新から間が空いてしまいました。
無線運用は行ってないのでは無いですが、シーズン到来前で27MHzのコンディションがなかなか気難しく、自分が運用できる時間帯が良くありません。釣りと同じで、時間を割って根気強く待つしかありませんね。
さて、4月から消費税が8%に上昇するため、いずれ買う事になりそうな高額商品は3月までに買う方がメリットが有ります。(トイレットペーパーやビールなど消費したら買い足さないといけないような低価格な消費財は長い目で見るとメリットは薄いです)
今回、嫁さんを納得させて、アマチュア無線界で普及が進行している「D-STAR」という規格のデジタルレピーター対応無線機を購入する事にしました。D-STARとはアイコムが開発を行い、JARL主導で普及が進められているデジタルレピーター(中継器)システムの名称です。最大の特徴はインターネット網に接続された他地域のD-STARレピーターを介しデジタル符号化された音声通信で相手局と交信が出来る事です。音声はデジタルで符号化され、コールサインや氏名もデータとして一緒に送信されるので、レピーターを指定してコールサインで相手をダイレクトに呼び出したり、データの通信ができるのが特徴です。今現在、D-STAR対応の無線機の製造と販売を行っている国内メーカーのはアイコムのみで、規格の事で仕切られるのを嫌ってか他メーカーはD-STARに参加せず、静観(=笛を吹かれても踊らない)の構えです。D-STARの詳しい内容はアイコムのホームページを参照下さい。
D-STARはネット時代に順応したシステムである反面、古い無線家の中には「相手局と直接に電波で繋がらないから無線じゃない!」と、頑なに拒絶感を示される方もいらっしゃるようです。遠距離通信行うための必須要素は「高出力の無線設備」「高ゲインなアンテナ」「好ロケーション」が基本ですから、これに忠実に従って運用される方からするとD-STARは許せないものだと思います。自分のようにマンションに居住し、固定局が開局できない環境の立場からすれば、自宅の室内からアクセス可能な場所にデジタルレピーターが設置されているD-STARはまさに救世主です。(パソコンから特小レピーターにアクセスできるeQSOやZelloも自分にとっては同様です)
前置きが長くなりましたが、D-STAR対応の無線機として、この度アイコムのID51を購入しました。
ID51は144/430MHzのデュアル機です。(D-STARは430MHzを使用) 最初は430MHz専用のID31も検討しましたが、144MHzが付加する以外にV/UHFの広域(消防や救急無線)と航空無線の受信機能、AM/FMラジオ機能、さらにGPS機能が付属する事からID51を選びました。消費税がアップになる事を考えると、高額品の方が買い得感が高いです。追ってID51のレポートをアップしてみたいと思います。