市民ラジオ局を再開しましたが、25年前と今を比較すると環境に大きな違いが有ります。
1.大人としての経済的余裕(小遣いは少ないですが...)
2.クルマを使った移動の自由
3.違法CB局の減少
4.市民ラジオ愛好家の
リアルタイムな情報交換網の存在
5.宇宙天気サービスによる
Eスポの観測の存在
1~4は時代の流れですが、5は科学の進化そのものです。Eスポは正式名をスポラディックE層と呼ばれ、夏場を中心に上空約100km付近に局地的に突発的(スポラディック)に発生する特殊な電離層です。この電離層の発生により通常持は30~50km程度しか届かない電波を500km以上先まで届かせてしまうのです。このEスポは通常持に発生は想定されていないので、Eスポが発生してしまうと地元のFMやTVを聴取中に同じ周波数を使った遠方のローカル局や外国(主に中国語)の放送が聞こえて混信が発生して正常な聴取ができなくなります。このような事から放送業界ではEスポは悪者以外に何者でもありませんが、CB無線愛好家やVHF帯を使ったアマチュア無線愛好家はチャンスとばかりに遠距離通信にチャレンジするのです。Eスポの出現は放送業界に著しい悪影響があるため、
宇宙天気サービスにより、リアルタイムで
スポラディックE層発生情報が提供されています。観測地点別に発生度合が色で表示されますので、赤ければ濃いEスポの発生と判断し、無線家は即出動です。(笑)
大変簡単な説明ですが、CB無線は免許を取得する事なく楽しめますので、少しでも興味が湧いた方は「Eスポ 市民ラジオ」で
検索してみて下さい。自分と同様な事を楽しまれている愛好家が多い事が判ります。
■8月7日の交信記録(交信場所:袋井市エコパ駐車場)
11:10 8ch シズオカAD964/掛川市内 RS54 自分は移動先のエコパからOnAir