災害に備えたデジタル簡易無線の伝播実験

シズオカAB635/JG2PLR

2015年12月07日 02:48

4日は展示会の見学でパシフィコ横浜に出向く所用がありましたため、ランチタイムに近くの海浜公園からデジタル簡易無線を開局しました。

CQ呼び出しを行っても平日という事もあり応答も無かったため、食事をしながら呼び出しチャンネルで受信待機していました。12:30を過ぎた頃、「こちらは下田市のしもだ101です。傍受の方いらっしゃいましたら16チャンネルで伝播実験のご協力をお願いします」との入感があり、16チャンネルに移動しました。既に自分の通信圏外にいらっしゃるライセンスフリーラジオ局が求めに応じてメリット交換と現在地の連絡を行っている様子が聞えています、応答する局が無くなったタイミングで呼びかけたところ難なく交信が成立しました。しもだ101局は東伊豆の海岸からハンディ機で運用されておりお互いメリット5でしたが、自分の運用地が横浜市と確認して予想外の伝播に驚いている様子でした。(直線距離で約100km) 自分との交信の以後に応答局がいらっしゃらなかったため、伝播実験は終了となりました。



最初、しもだ101局とはライセンスフリーラジオ局だと思っていたのですが、伝播実験の目的が災害時に備えたデジタル簡易無線の通信距離の調査との説明を頂き、官公庁の関係者である事を確認しました。交信終了後に調べてみたところ、しもだ101は下田消防本部から割り当てられた消防無線の呼出名称である事が判りました。12月6日(日)は防災の日として静岡県下で一斉に災害訓練が行われる事から、新たに導入したデジタル簡易無線機のテストを行われたものと思いました。

偶然とはいえ、地域防災に協力できて良かったと思いました。大地震に襲われた場合、携帯電話などの通信インフラは数日間は使用不能に陥ります。災害時は自分も無線機や広帯域受信機が使える環境を生かして人助けに協力したいと思います。

■12月4日の運用記録

運用場所:パシフィコ横浜
12:45 しもだ101局/東伊豆の海岸 DCR16ch M5/M5

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