注目の特定小電力トランシーバー

Eスポのシーズンが終わると運用の主軸を市民ラジオからデジタル簡易無線に移す方も多いと思いますが、特定小電力トランシーバー(特小)の存在も忘れてはいけません。送信出力は10mWと抑えられていますが、目視で見通せる範囲内ならいくらでも電波が届くという特徴が有りますから、これを生かして高所から遠距離交信にチャレンジする楽しみがあります。すでに200km超えの交信を行った局もいらっしゃいます。

アルインコ DJ-P221 トランシーバー(M/L)希望小売価格:20,790円


この秋アルインコから久しぶりにフリラ愛好家が喜びそうな特小がデビューしました。ショートアンテナながら高感度で定評のDJ-P22をミドル/ロングアンテナ化したモデルです。単三電池たった1個でまる1日使えて経済的な上、IPX7相当の高い防水性とポリカーボネイト製の強固なボディで山岳運用でもラフに扱えるなど、今現在一番の注目機種です。
特にロングアンテナ(末尾がL)モデルは飛距離に磨きが掛かっており、中継器にも対応ですから各地に設置されたレピーターを使った交信も可能です。実勢売価は12,000円前後と、デジタル簡易無線機の1/4の価格です。これは名機と呼ばれながら生産中止になったDJ-R20Dの中古機よりも安価な存在です。

特小は資格も届出も不要で誰でも買ったその日から使えますので、フリラ愛好家だけでなく登山やハイキングを趣味とする方が仲間と気軽に通信を行う手段としてもお勧めです。特に携帯電話のエリア外で不測の事態が発生した場合、第三者と緊急通信を行う唯一の手段となる可能性も秘めてます。安心のために無線機の携行を一考頂ければと思います。


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