前回、トランシーバーを
野鳥観察用ヤグラに当てると送受信が好調になる件を紹介しましたが、他の場所に移動した場合、同様な効果が有るモノの期待はできないため、各局が採用されているカメラ三脚を用いたアース付無線機スタンドを製作してみました。
基本構成はラジアル長λ/4のアース線4本と地中に埋めるアース棒を1本です。特に図面を引かず、ホームセンターへ行き適当に使えそうな部材を調達して、製作しました。
出来上がった早速アース付無線機スタンドを滝沢展望台に持ち込みました。
ポータブル機ではないので、アルミテーブルにせずスチール棚用パーツを流用してます。
圧着平端子でアース線を固定します。
映ってないですが、ストラップを通す背面の金具にブラケットを通して固定してます。
アース効果を高めるためにアルミ箔を巻いてます。
アースのケーブルは断面径2mmのKV線です。
末端はテント設営用の樹脂製ペグを使い地面に固定します。
地中に埋めるアースは金属製ペグを流用しています。
製作費は約2,000円です。(三脚代は除く)
しずおかDL8局(野鳥観察用ヤグラ)に協力を頂き、滝沢展望台との間で実験を行いました。
なお、アース付無線機スタンドとトランシーバー間に物理的な電気導通はありません。
・手で持って運用・・・・・・・・・・RS53
・アース付無線機スタンド・・RS55
・さらに地面にアース・・・・・・RS55+変調が深くなる
効果はバツグンです。設置も楽なので、今後の移動運用先での活躍は確実です。
なお、テストを行なった13日は、またしてもEスポに恵まれず、DL8局共々ボウズです。
サマーバケーション運用以後の連続ボウズ記録を何としてでも止めたいです。
■8月13日(土)の交信履歴(交信場所: 浜松市北区 滝沢展望台)
16:00 しずおかDL8局/天竜川河口 8ch RS55
実験への協力ありがとうございました。