デジタル小電力コミュニティ無線機が来ました

シズオカAB635/JG2PLR

2018年12月12日 06:44

ICOMが今年のハムフェアに展示していた「デジタル小電力コミュニティ無線機IC-DRC1」が12月に入り一斉に販売が開始されました。ライセンスフリーラジオですので、無線従事者の資格も無線局の免許登録も不要です。誰でも買ったその日に使う事が可能です。
主な特徴は次の通りです。

・送信出力が500mWと、在来の特定小電力トランシーバーの50倍有る。
・2.14dB以下の利得で技適取得品であれば、アンテナの交換が可能。
・GPSを内蔵しており通信相手の座標と方角・距離が画面に表示される。
・Windowsパソコンの地図上に相手の通信場所の表示が可能。
・個体別にIDが振られている。
・通信相手のIDが画面に表示される。表示を任意の文字に変更が可能。
・FMラジオが内蔵されている。
・USB充電に対応しているのでモバイルバッテリーで充電が可能。

自分も入手して間もないですが少し使った感想として、在来の特定小電力トランシーバーに比べ格段に飛距離が長いように感じられません。おそらく、デジタル方式である事と帯域幅が広く伝搬ロスが大きい事が原因だと思われます。また、3本の針で表示する受信時のシグナルメーターの表示が2本目に有っても復調されない事が有りました。どちらにしても12月下旬に販売になる社外品のアンテナに交換する事による改善を期待してます。



IC-DRC1を用いたイベントの紹介

都内になりますが、年末年始にフリラ有志によりIC-DRC1の特徴を利用したユーザーイベントが2件開催されます。イベントの内容を下記に紹介します。

①人間動態監視ID交換(交信)大作戦~
主催局:トウキョウAA909局
開催日時:2018年12月23日(日)10:00位~
開催場所:秋葉原周辺
・フリラ愛好家による自由参加型イベントです。
・IC-DRC1をお持ちでない方は交信イベントとして楽しめます。
・秋葉原駅周辺2km圏内で実施。
・IC-DRC1の位置情報とIDを参加者間で交換します。
・終了後、ファミレスでコーヒーミーティングを予定。

かしこまったイベントではないので、途中参加も離脱も自由です。フリラの交流が目的ですので、デジタル小電力コミュニティ無線機をお持ちで無い方は、特小や市民ラジオを持ち寄って交信しましょう。



②非常通信訓練 兼 リアル救出ゲーム「 救出中!2019」
主催局:よこはまMM21局
開催日時:2019年1月3日(木)13:00~
開催場所:秋葉原周辺
・自由参加型イベントです。
・デジタル小電力コミュニティ無線機(LCR)要携行
・秋葉原駅駅から半径1km以内で実施。

秋葉原において、DRC1のGPS機能を使い、2人の要救助者(ターゲットAとB)を探し、全員の救出を想定したゲームです。ガレキに両足を挟まれて動けない負傷者を想定したターゲットA、アキバの街を徘徊する老人を想定したターゲットBの2名が、秋葉原の街中(秋葉原駅から半径1km以内)に散らばりますので、参加者はDRC1本体のGPSを頼りに捜索します。各ターゲットが持っている台帳にコールサインを記入し、ターゲットから「救出カード」を受け取れば、救出完了となります。
2局救出後、ゴール地点の対策本部(佐久間橋児童遊園)にて救出カード2枚を提出し、救出を報告すればゴールとなります。 (PC等によるターゲットのGPS一発探査は今回はご遠慮ください) 制限時間は60分です。スタート地点はありません。13時になれば自動的にゲームスタートとなります。



以上です。

■11月27日の運用記録

運用場所:ネオパーサ駿河沼津
1220 しずおかCE33局/沼津市内浦 CB1ch M5/53



■12月7日の運用記録

運用場所:長野県安曇野市内
0820 JJ0TJS局/市内 432.200MHz 59/59
0825 マツモトHN50局/市内 穂高レピーターL16-16 M5/M5

運用場所:長野自動車道 塩尻IC~みどり湖PA
1805 ナガノSS360局/松本 DCR12ch M5/M5

運用場所:東海環状豊田東JCT~第二東名岡崎SA
2020 アイチHR99局/知多郡 DCR13ch M5/M5>



各局、交信ありがとうございました。

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