IC706MK2Gの電源が落ちてしまうトラブルの解決

ささいな無線機のトラブルを解決しましたので紹介します。アマチュア無線の運用を行う時はアイコム製IC706MK2Gをクルマに載せて利用しています。もう15年前の無線機ですが、アンテナさえ用意できれば3.5~430MHzまで出られるので大変重宝しています。さらに下手なBCLラジオも顔負けのゼネカバ受信機能も備えています。今の自分にはこの無線機が無くなる事など到底考えられません。そんなIC706MK2Gなのですが、送信時や大きな信号の入力が有った時に電源が落ちるというトラブルに見舞われるようになりました。最初は配線の接触不良による容量不足が原因と思い電源ライン(5SQケーブルでバッテリーから直配線)を調べました。電源ライン途中のコネクターとバッテリー間の接触不良は特に見当たりません。次に疑ったのは操作パネルと本体をセパレートに接続するケーブルの接触不良です。端子の清掃を行ってナノカーボンを塗布しましたが一向に改善しません。クルマから取り外して自宅でテストを行っても症状が現わるため、いよいよ故障かと覚悟を決めました。しかし、この時に何気にマイクを純正品から社外品に変えたら症状が現われなくなったため、マイクが起因したトラブルとして判断してマイクは社外品を使う事にしました。



その後半月程度は落ち着いてましたが、先のGW一斉オンエアディ終了後に症状が復活してしまいました。いよいよ潮時かとIC706K2Gをクルマから降ろす準備で本体の電源カプラを外しました。そういえば電源カプラは今までノーチェックだった事を思い出し、念のため外した電源カプラを元に戻して動作テストを行ってみました。そしたら症状が出ないじゃありませんか!次にマイクを元の純正マイクに戻してみました。こちらも全く症状が出ません。今回のトラブルは電源カプラの接触不良が原因で容量不足が生じたとの結論となりました。電源カプラ自身はクリップでしっかり勘合していますので導通不良の発生など全く想定していませんでした。



マイクを社外品に変えて事態が一旦は好転した理由は単に消費電力が少なかっただけのようです。純正マイクと比べ声の乗りが悪いマイクでしたので消費電力はその分少なかったのでしょう。結果的にIC706MK2Gの故障でなくて良かったです。本記事がIC706シリーズをお使いなられる方にお役に立てれば幸いです。


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